OpenAI、揉めていますね。

情報が錯綜していますので、何が原因なのか?という本当のところは分かりません。

ある情報源では、社内において「AI推進派」と「AI慎重派」が紛争を起こし、「AI推進派」であるサム・アルトマンが追放されたのだとか。

このOpenAIという会社、案外知られていませんが、実は特殊な会社形態になっています。

その点については、ChatGPTに聞いてみましょう。

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OpenAIは、もともと非営利団体として設立されましたが、その後、より大きな資金を確保し、研究を拡大するために「OpenAI LP」という有限責任パートナーシップを設立しました。これは、「OpenAI Inc」という非営利の親会社の下で運営されています。この構造にはいくつかの特徴的な制限があります。

1. **収益の上限**: OpenAI LPは、投資した資本の100倍を超える利益を出すことができません。これは、利益追求を最優先する代わりに、会社のミッションと研究への焦点を維持するためです。

2. **非営利団体による管理**: OpenAI IncがOpenAI LPを管理しているため、OpenAI LPの活動は非営利団体によって監督されています。これにより、OpenAIの目標が公共の利益に合致し続けることが保証されます。

3. **安全性と倫理へのコミットメント**: OpenAIは、人工知能の安全性と倫理性を重視しており、その研究と開発はこれらの原則に従って行われます。

4. **知識の共有**: OpenAIは、研究成果を広く共有することにコミットしており、その成果は業界や学界での革新に寄与することを目的としています。

このような独特の構造は、商業的成功と社会的責任のバランスをとることを目指しています。利益を追求しつつも、その活動が長期的な人類の利益に沿うように設計されているのです。
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という訳で、どちらの立場にそれぞれ信念がありそうです。

私もIT業界にいて、それなりに思うところがあります。

以前、民主党の議員が、「2番じゃダメなんですか?」という素朴な疑問を呈した時に、ボロボロに叩かれました。

民主党憎しで叩いた人も多かったと思いますが、一般人であれば同じことを考えた人も少なくないのではないでしょうか。

業界によっては、2番手で堅実なポジション取りによって、経営が安定するということもあると思います。

しかし、IT業界においては、話は大きく変わってきます。

この業界、1番手が正に「Winner Takes All」なんですね。

業界2番手で利益を上げ続けるのは、至難の業といえる分野もあります。

ソフトウェアの比率が上がれば上がるほど、その傾向は強くなるでしょう。

なので、サム・アルトマンがAI推進派であるのは、CEOとして当然とも言えるのです。

ここでブレーキを引くと、あっという間に2番手以下になる可能性はあり得ると考えているのでしょう。

実際、まだ盤石とは言えない状態です。

まだレースは始まったばかりで、商用としてExcelやWordのようにがっちり企業に入り込み、リソース単価を下げるには、時間が掛かりそうです。